インドのモンスーンは最悪・・・

インドでは6月から9月にかけて、モンスーンと言われる雨季に入ります。
インドは世界第2位の米、小麦、砂糖の生産国であり、農業は6月から9月までの毎年の雨に依存している。
特に5月までは気温も上昇し干ばつ傾向がある為、モンスーンはインドにおいて重要な時期でああるとされる。

6月上旬から海に隣接する地域にモンスーンによる雨が降り出し、内陸側へ広がり、北上して7月にはインド全土に広がる傾向にある。

モンスーンの時期は、不測の事態が起こりやすく、ニュースや天気予報に注意する必要がある。
豪雨は道路の冠水や交通渋滞の発生、視界不良によるフライトのキャンセルが起こりやすく、毎年恒例の様にニュースになっている。
道路の冠水で逆走する車が多くなり事故に繋がるケースも多い。
2024年6月にデリー空港の屋根の一部が豪雨で破損し、1名の死者と数名の負傷者がでた。
2024年7月には南部ケララ州でモンスーンの豪雨で土砂崩れが発生し、158人以上が死亡、約200人が行方不明となった災害も発生。

特に注意すべきなのは、デング熱の感染が急増する点である。モンスーンに入った6月末頃から蚊が大量発生し、デング熱の感染者が増える傾向にある。
デング熱は2-14日(通常3-7日)の潜伏期間後、3割程度の人が高熱、頭痛などで発症。稀にデング出血熱となり、死に至ることもある。
その為、モンスーンの時期には蚊の対策が必要となる。
・外出する際には長袖や長ズボンを着用
・サンダルを避け、肌の露出部に虫除けスプレーを塗る
・室内でも蚊殺虫剤などを使用
・突然の高熱や頭痛が出現した場合は、病院へ行く


この様に、災害や事故に遭いやすい為、モンスーンの時期のインド旅行はおススメ出来ない。
気温が高くなく雨が降らない時期である、11月~1月がインド旅行に適している。

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