インド政府のMinistry of Earth Sciences Government(政府地球科学省)は、2024年1月22日、23時39分(インド時間)にマグニチュード7.2の地震が中国の新疆ウイグル自治区で発生したと発表しました。
ANI(Asian News International)は、X(旧Twitter)で”インド-デリーでも一部揺れを観測した”とツイートしました。
2023年にマグニチュード6以上の地震がインド付近で4回発生していますが、どれもインドの北側で発生しています。
下図は2023年1月から2023年12月までの間に発生したマグニチュード5以上の地震の発生ポイントになりますが、そのほとんどが中国やパキスタンとの国境付近、インド北部で発生する地震が多いことが分かります。
インド南部に住んでいれば地震の心配をする必要はありませんが、北部に住む場合は地震発生時の対策等を考えておく必要があります。
参考:https://riseq.seismo.gov.in/riseq/Earthquake/recent_earthquake
インド北部に地震が多い原因としては、インド北部は異なるプレートの境に位置している為です。
地球はいくつものプレートに覆われており、それらのプレート同士がぶつかり干渉することで地震が発生します。
インドはインドプレートの上に位置しており、インド北部はユーラシアプレート、オーストラリアプレート、アラビアプレートの3つのプレートとの境目にある為、頻繁に地震が発生してしまいます。
日本周辺は4つのプレートがあり地震が多いとされていますが、同じ様にインド北部にも4つのプレートが存在し、地震が起こりやすい環境と言えます。
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