インド西ベンガル州のコルカタにて、2024年8月9日に女性研修医が性的暴行を受け、殺害された事件が発生した。犯人の病院関係者のボランティアスタッフが逮捕された。
この事件によって、病院で働く女性の安全性が問題視された。
2024年8月16日に、医療関係者や女性によるデモが行われ、数百人が逮捕された。
このデモは、適切な保護や設備がないまま放置された医療従事者の無防備さに対して行われた。
2024年8月17日から18日にかけて24時間、インド全土の病院でで救急以外の診療を停止するストライキを行われ、医師会はモディ首相に書簡を送り、インドの医師の 60%が女性である為、各病院で職員の安全確保に関する規定が設けられるよう政府の介入が必要と訴えた。
その後もデモは続き、2024年8月29日から9月1日にかけて、事件が発生したコルカタ全域でデモ活動が行われた。
医療従事者の安全確保に関する法律制定に留まらず、強姦犯の死刑に関する法律改正を要求。
西ベンガル州政府では今回の事件を受けて、有罪判決を受けた強姦犯に死刑を科す法案を可決。
モディ主相はこの件に関し、過去に実施してきた政策や法改正を主張し積極的に対応する姿勢だ。
参考:The Times of India, Business Standard
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