インドの税事情|9年間で納税者数は約178%増加、納税額は約260%増加

インドの納税者数

インドの納税者数はこの9年間で約5300万人から9400万人まで増え、178%の増加となり今後も納税者数は増える傾向にあると言えます。
インドの人口は世界一の14億人に対し、納税者数わずか9400万人ほどしかおらず、全人口の約7%しか納税していないのが現状です。

納税者数が少ない要因としては、インドでは”所得が25万ルピー(日本円で約40万円)以下であれば、課税されない”という税制度があるのが大きいと言われています。
また、インドではUPI(Unified Payment Interface:リアルタイムで銀行間で送金をできる支払いシステム)という電子決済が主流となっているが、地方では現金払いが多いことも要因だと考えられます。

インドの納税金額

納税者の増加と同様に、直接税も増加傾向にあり、9年間で約260%も納税金額が増加しています。
インドで直接税の納税金額が多い州のランキングは以下の通りです。
1位 – マハーラーシュトラ州 6,05,268(1000万Rs)
2位 – デリー首都圏 2,21,522(1000万Rs)
3位 – カルナータカ州 2,08,168(1000万Rs)

この3つの州が納税金額が多く、インドでお金持ちが多い州と言えます。


参考:https://incometaxindia.gov.in/Pages/default.aspx (Ministry of Finance,Goverment of India)

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